ここではブラザーのプリンター対応の互換インクのうち、売れ筋のインクカートリッジの型番と対応機種やインク価格を紹介しています。
ブラザーはドットプリンターやレーザープリンタの開発ではトップクラスの実績を持つものの、インクジェットプリンタ開発への参入は後発で、出遅れの影響から先発のエプソン・キャノン・ヒューレットパッカードにはやや水をあけられているのが現状です。
そのため互換インクの販売サイトなどでもブラザーのプリンターインクは取り扱いが多いとは言えませんが、純正品のインクカートリッジの価格が他社製品より高く設定されているため、激安価格の互換インクでは割安感が大きくなるメリットもあります。
対応プリンター | MFC-J6910CDW/MFC-J6710CDW/MFC-J6510DW/MFC-J5910CDW/MFC-J960DN/DWN/MFC-J955DN/DWN/MFC-J860DN/DWN/MFC-J840N/MFC-J825N/MFC-J810DN/DWN/MFC-J710D/DW/MFC-J705D/DW/DCP-J940N/DCP-J925N/DCP-J740N/DCP-J725N/DCP-J540N/DCP-J525N | |
---|---|---|
互換インク価格 | (純正品価格) | |
各色単品 | 329円 | (1,028円) |
4色セット (LC12-4PK) |
1,000円 | (4,608円) |
4色セット×10 | 7,480円 | - |
対応プリンター | MFC-J980DN/MFC-J980DWN/MFC-J890DN/MFC-J890DWN/MFC-J870N/MFC-J820DN/MFC-J820DWN/MFC-J720D/MFC-J720DW/DCP-J952N/DCP-J752N/DCP-J552N | |
---|---|---|
互換インク価格 | (純正品価格) | |
各色単品 | 520円 | (1,075円) |
4色セット (LC111-BK /C/M/Y) |
1,980円 | (3,990円) |
4色セット×10 | 16,000円 | - |
対応プリンター | MFC-J4910CDW/MFC-J4810DN/MFC-J4510N/DCP-J4215N/DCP-J4210N 【LC115のみ対応】MFC-J6975CDW/MFC-J6970CDW/MFC-J6770CDW/MFC-J6570CDW |
|
---|---|---|
互換インク価格 | (純正品価格) | |
各色単品 | 650円 | (2,077円) |
4色セット (LC17XL-BK・LC115XLC/M/Y) |
2,900円 | (8,208円) |
4色セット×10 | 23,760円 | - |
対応プリンター | MFC-J950DN/MFC-J950DWN/MFC-935CDN/MFC-935CDWN/MFC-930CDN/FC-930CDWN/MFC-J855DN/MFC-J855DWN/MFC-J850DN/MFC-J850DWN/MFC-J805D/MFC-J805DW/MFC-J800D/MFC-J800DW/MFC-735CD/MFC-735CDW/MFC-J700D/FC-J700DW/MFC-695CDN/MFC-695CDWN/MFC-675CD/MFC-675CDW/MFC-670CD/MFC-670CDW/MFC-J615N/MFC-495CN/MFC-490CN/DCP-J715N/DCP-595CN/DCP-535CN/DCP-J515N/DCP-390CN/DCP-385C/DCP-165C | |
---|---|---|
互換インク価格 | (純正品価格) | |
各色単品 | 329円 | (1,234円) |
4色セット (LC11-4PK) |
1,000円 | (4,320円) |
4色セット×10 | 7,480円 | - |
対応プリンター | MFC-J6975CDW/MFC-J6970CDW/MFC-J6770CDW/MFC-J6570CDW/MFC-J4910CDW/MFC-J4810DN/MFC-J4510N/DCP-J4215N/DCP-J4210N | |
---|---|---|
互換インク価格 | (純正品価格) | |
各色単品 | 699円 | (1,265円) |
4色セット (LC113-4PK) |
2,757円 | (4,627円) |
4色セット×10 | 21,600円 | - |
※互換インク価格は主に激安通販サイト「こまもの本舗」の販売価格を参考にした目安価格です。
※2017年5月時点の8%税込み価格を掲載しています。
ここからは、気になるインクカートリッジのランニングコストについて、互換インクと純正インクの違いや、それぞれのメリット、デメリットについてチェックしてみましょう。
そもそも互換インクとはどういったものか、まずはそこから確認しましょう。
「互換インク」とは、現在お持ちのプリンターや複合機のメーカーが製造した純正インクではないものを指します。使用するインクカートリッジの形状が純正品と同様なので型番が合えば問題なく使用することができます。汎用インクなどとも呼ばれ、ぱっと見ただけでは互換インクと純正インクに大差はなく、使用感もほとんど変わりません。
また似たようなもので、カートリッジを回収しインクを詰め替えて再販している再生インク(リサイクルインク)というものがありますが、これとは異なり「互換インク」は基本的に新品の状態で販売されています。
互換インクを使い始める理由は、ほとんどのユーザーがランニングコストの問題からではないでしょうか。プリンターや複合機の本体価格は、今日では安いもので5,000円台から新品で購入できます。しかし、それに使用する純正インクの価格は家庭用プリンター向けの製品で1本あたり平均1,000円弱ということを考えると、本体と釣り合わないと考える人が多いでしょう。
互換インクの場合、純正インクよりもかなり販売価格が安く設定されているので、印刷する機会の多いユーザーほど利用するメリットは大きくなります。
メーカーはもちろん純正インクを推奨していることもあり、互換インクは品質にも疑問があるのではないかと考えているユーザーもいるかもしれません。しかし、実際に純正インクと互換インクの印刷の仕上がりを並べて比較しても、見分けがつく人はほとんどいないと言われています。
ここまで互換インクの特徴やメリットをご紹介してきましたが、反対にデメリットについても知っておく必要がありますね。
ブラザーに限らず、一般的なプリンター、複合機のメーカー保証を確認すると、「1年保証」となっており、また純正の消耗品(インクを含む)以外を使用したことが原因となって故障したと判断される場合は、保証期間内であってもメーカーの無料修理は受けられないと規定されています。
互換インクを使用して1年以内にこのような事態になった場合は、修理費用が自己負担になってしまうのです。
しかし、プリンター類のメーカー保証は1年と短期間なものであり、万が一互換インクが原因で故障した場合、修理費よりも新品を購入した方が安価になる場合もあります。
以上を踏まえて、互換インクのリスクが気になる場合は、高価であっても純正のインクを使用することをおすすめします。
また何万円もするハイクラスのプリンター、高精細な複合機を使っているユーザーも純正インクのほうがより発色には差が出てくるでしょう。
白黒の文章しかプリントしないという場合と、写真印刷をする場合は、インクの重要性が変わってきますね。印刷した後に品質の保持させたい期間も考慮する必要があるでしょう。
所有しているプリンターや複合機のグレードと照らし合わせて、またどの様な用途に使用するのかを考えた上で、品質が保証された純正インクか、保証は無くてもコストパフォーマンスに優れた互換インクかを選択するようにしましょう。
※価格は、2021年10月の情報です。
(※1 公式HPに税表記はありませんでした)