ここでは、具体的なプリンターヘッドクリーニング方法をメーカー別にご紹介します。重要性についてもまとめました。
インクの目詰まりは、プリンターにとって致命的なもの。「かすれ」や「色が出ない」など印刷物に影響が出るほか、最悪の場合プリンター自体の故障にもつながります。
原因として考えられるのが、プリンターヘッド部に付着したほこりや、固まってしまったインク。プリンターのヘッドクリーニングは、これらの原因を解消するための掃除になります。
手動で行うイメージもありますが、ほとんどの機種において、パソコンから操作することのできる「自動クリーナー機能」が付いています。
ただし、ヘッドクリーニングをやり過ぎることで故障の原因にもなるため、注意が必要。メーカーや機種によって、ヘッドクリーニングの推奨回数が設定されているので、一度ご自身でもプリンターヘッドクリーニング方法を確認してみましょう。
パソコンからといっても、どこから何をすればいいのかわかりませんよね。もちろん、プリンターの種類によってもその方法は異なります。
代表的なメーカー3社のプリンターヘッドクリーニング方法を、手順に従って解説します。
キャノンのヘッドクリーニング方法
①プリンターの「ユーティリティ」画面で【クリーニング】をクリックします。
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②クリーニングを行いたい「グループ」を選んで【実行】をクリックします。
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③インクの噴き出し口ノズルのクリーニングが始まります。
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④メッセージが表示されたら、内容を確認して【OK】をクリックします。「ノズルチェックパターン印刷」の画面が表示されますが、ノズルのクリーニングがひと通り終わるまで他の操作はしないでください。
※インクの噴き出し口ノズルのクリーニングはインクを消費します。あまりクリーニングを頻繁に行いすぎると、早くインクが消費されてしまいますのでご注意ください。
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⑤クリーニングが完了したら、ノズルチェックパターンを印刷します。プリンター本体の給紙切替ボタンで選択している方に A4用紙、あるいはレターの普通紙を 1 枚入れてください。
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⑥「ノズルチェックパターン印刷」画面の【確認パターン印刷】をクリックします。
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⑦メッセージが表示されたら【OK】をクリック。プリントが開始されるので、印刷が終了するまでは他の作業はしないでください。プリントされたノズルチェックパターンを確認し、正常か異常かを判断しましょう。
エプソンのヘッドクリーニング方法
①「印刷設定」画面を開きます。【スタート】ボタン→【デバイスとプリンター】の順にクリックします。
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②プリンターのアイコンを右クリックし【印刷設定】をクリックします。
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③【ユーティリティ】タブを選択します。
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④ヘッドクリーニングを行う場合は【ヘッドクリーニング】→【スタート】ボタンをクリックします。
HPのヘッドクリーニング方法
①デスクトップ上の【HP ソリューションセンター】アイコンをダブルクリックします。HPソリューションセンターが新しいウィンドウで開きます。
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②【設定】をクリックしてから【プリンターツールボックス】をクリック。プリンターの「ツールボックス」が開きます。
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③【プリンターサービス】タブ(または【サービス】タブ)をクリック。続けて【プリントヘッドのクリーニング】をクリックします。
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④【クリーニング】をクリックし、処理を開始。表示された内容に従います。クリーニングの処理が完了すると、テストページが印刷されます。
※価格は、2021年10月の情報です。
(※1 公式HPに税表記はありませんでした)