互換インクを購入する場合は、まとめ買いをすることも多いですよね。
特に、純正品の生産が終了していて、互換インクしか残っていない場合などは、互換インクをまとめて買っておいて、品切れに備えることもあるはずです。
しかし、互換インクにも保管期限があります。保管期限を過ぎたインクを使用すると、最悪の場合プリンターが故障する原因になってしまいます。
そこで今回は、互換インクの保管期限について解説します。
互換インクは、未使用のものであれば2年程度は保管できるように作られています。しかし、一度開封してプリンターにセットしたら、なるべく早く使い切らないとインクのつまりを起こしたり、故障の原因になったりします。実は、互換インクの保管期限は、メーカーの純正インクの保管期限と大差がありません。
例えば、大手メーカーであるキャノンであれば、「製造からは30カ月、開封後は6カ月以内に使用する」とあります。
期限切れの互換インクを使用してしまうと、プリンターの故障の原因となります。インクの使用期限が過ぎると、インクの一部にダマのような固まりができることがあり、インクにダマができると、印刷の際にノズルのつまりを起こしたり、印刷にスジが入ったりして、まともに印刷をすることができなくなってしまいます。
実際には、使用期限が切れているからといって即座にダマができたり、プリンターを故障させたりするわけではありませんが、念のため使用期限までに使い切るようにしましょう。
互換インクは2年程度保管できますが、保管方法を間違えてしまうと2年を待たずに寿命がきてしまいますし、反対に保管が正しければ長持ちします。互換インクの正しい保管方法を確認しましょう。
高温多湿な場所に互換インクを置いておくと、変色や劣化の原因となります。そうならないような場所に保管してください。
直射日光もインクにダメージを与えてしまいます。窓の近くなどに長期間放置していると、互換インクの寿命が短くなるでしょう。
上述のように、プリンターにセットしたインクは、半年ほどで使い切ることが推奨されています。
しかし、現実的には数カ月間プリンターを使用しないこともあるかと思います。
このような場合は、プリンターのスイッチを入れて、プリンターの「ノズルチェック機能」「ヘッドクリーニング機能」などを使用し、常に最善の状態を保つ必要があります。インクは若干消費してしまうことになりますが、インクやプリンターの状態を健全にすることを第一に考えるなら、怠ってはいけない作業です。
このように、互換インクの保管期限はおおよそ「未開封であれば2年程度」「開封後は半年以内」と決められています。純正インクとも保管期限に大差はないので、互換インクの品質の高さがうかがい知れますね。
※価格は、2021年10月の情報です。
(※1 公式HPに税表記はありませんでした)