互換インクはプリンターが使用されていくうちに広く普及されてきましたが、様々なトラブルが発生しやすいものでもあります。互換インクの使用では、目詰まりが発生することがあります。発生する目詰まりの症状として、「印刷時にインクがかすれる」、「色合いが薄い」、「色合いが赤っぽい」、または「青っぽい」などの現象が起こります。
互換インクの目詰まりの原因は、「ノズルの部分に空気や不純物やほこりが入る」、「内部のインクが乾燥する」といったことが原因で起こります。目詰まりが発生したら、ヘッドクリーニングなどを行えば解決できる場合もあります。しかし、この方法でも解決しないこともありますので互換インクで印刷する場合は、目詰まりにはご注意ください。
互換インクの目詰まりの解決方法は、まず全てのカートリッジを取り外し、プリンターの電源を切ります。時間をおいたらカートリッジをセットし直し、電源を入れて印刷しますが、これでも改善できなければ、出なかった色のカートリッジを振ってみます。セットしたら電源を入れて「30分から1時間ほど」待ってみます。
最後にヘッドクリーニングをすることで、目詰まりは改善できるようになります。ヘッドクリーニングでは、専用の洗浄液または洗浄用カートリッジを使用します。これでも解決しない場合は、プリンターの故障やカートリッジの初期不良などが考えられるので、メーカーに問い合わせてみましょう。互換インクの中には、目詰まりを抑えるために質の高い製品もありますので、そちらを使用することもおすすめします。
目詰まりは互換インクに限ったことではなく、純正品でも発生することがあります。メーカーでも、目詰まりが起こらないように商品の開発を進めているところもあり、もし目詰まりした時でも安心できるように、解決策を講じているメーカーもあります。
エプソンの場合は、自社のホームページにおいて、目詰まりの解決策を掲載しています。パソコンから簡単に設定できるように、目詰まりの解決策であるヘッドクリーニングのやり方を説明しています。プリンターの設定から、ノズルチェックやヘッドクリーニングまで解説されています。
互換インクを販売している店舗では、目詰まりを解消するための洗浄カートリッジを取り扱っています。洗浄カートリッジは、プリンターの内部を洗浄するために使用し、中身には専用の洗浄液が入っています。インクカートリッジと同様にセットでき、インクと同じ成分を使用しているので安心です。洗浄液がなくなるまで繰り返し使用できるので、目詰まりが起これば何度でも使えます。
プリンターのインクが正常に出ない、印刷しても文字がかすれてしまうといった場合、互換インクが目詰まりしている可能性が高いです。
ここでは、互換インクの目詰まりを解決する手順をご紹介します。
互換インクの目詰まりは、ヘッドクリーニングだけで解決することもあります。長期間ヘッドクリーニングを行っていない場合は、一度試してみましょう。
しかし、改善されないからといって、何度も繰り返しヘッドクリーニングを行うことはおすすめできません。インクを大量消費してしまう可能性があります。潔く次の工程に移りましょう。
ヘッドクリーニングを行っても改善しない場合、プリンターからすべてのインクカートリッジを取り外しましょう。その後、電源を切り、コンセントをプラグから抜きます。この時、出が悪いインクのカートリッジを軽く振っておくと良いです。
再度カートリッジを入れ直し、電源を入れ30分~1時間程度待ちます。
この工程を経てからヘッドクリーニングを行うと、インクが馴染んで目詰まりが解消できることがあります。
上の手順を踏んでも改善されない時は、カートリッジを取り外しノズル部分の掃除を行いましょう。
プリンターの機種によってはヘッド部分の取り外しができるものもあり、その場合は丸ごと洗うと効率がよくおすすめです(ただし、完全に乾燥させた状態でプリンターにセットしてください)。
ヘッド部分が取り外しできない機種の場合、ティッシュペーパーや綿棒など柔らかいものにお湯をしみこませてヘッド部分とノズル部分を掃除しましょう。丸ごと洗う方法と同じく、水分が完全に乾いてから電源を入れるようにしてください。また、これらの方法は何度も行うとプリンターの寿命を縮める可能性があります。リスクを考慮した上で実行してください。
掃除してからヘッドクリーニングを行っても改善しない、または掃除を行うこと自体に抵抗があるという方は、クリーニング専用の洗浄液や「洗浄カートリッジ」の使用をおすすめします。
洗浄カートリッジは、プリンターの内部を洗浄するために使用し、中身には専用の洗浄液が入っています。インクカートリッジと同様にセットでき、インクと同じ成分を使用しているので安心です。洗浄液がなくなるまで繰り返し使用できるので、目詰まりが起これば何度でも使えます。
こういった商品は互換インクを販売している店舗でも取り扱っています。インクの目詰まりを解消するために開発されたものですから、自分で掃除するよりも安全・確実に目詰まりを改善できるでしょう。
洗浄方法はプリンターの機種によって異なりますので、ここに一例を挙げておきます。
クリーニング用洗浄液を使います。プリンターからヘッド部分を取り外し、洗面ボールのようなものに洗浄液と一緒に浸けておきます。ノズル部分が水に浸かるくらいが目安です。この状態で2時間程度放置しましょう。
その後、取り出したヘッド部分を乾燥させ、プリンターに取り付けます。
洗浄用カートリッジを使います。一つずつ順に洗浄カートリッジに交換します。その後、ヘッドクリーニングを行います。中身の洗浄液はインクと同じ成分を使っているので安心です。一度で改善されない時は、2時間程度時間を置いてから再度ヘッドクリーニングを行いましょう。
終了したら、インクカートリッジを入れ直します。
クリーニング後、洗浄カートリッジについていた保護キャップを再度付け直すことを忘れないようにしましょう。
上記でご紹介した方法でも目詰まりが解消されない時は、プリンターが故障している可能性があります。メーカーへ問い合わせてみましょう。修理となった場合、買い替えと同等の費用がかかることもあります。
互換インクの中には目詰まりを起こしにくい製品もあるため、目詰まり予防のためにそちらを使用するのも良いでしょう。
目詰まりは互換インクに限ったことではなく、純正品でも発生することがあります。メーカーでも、目詰まりが起こらないように商品の開発を進めているところもあり、もし目詰まりした時でも安心できるように、解決策を講じているメーカーもあります。
エプソンの場合は、自社のホームページにおいて、目詰まりの解決策を掲載しています。パソコンから簡単に設定できるように、目詰まりの解決策であるヘッドクリーニングのやり方を説明しています。プリンターの設定から、ノズルチェックやヘッドクリーニングまで解説されているので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
※価格は、2021年10月の情報です。
(※1 公式HPに税表記はありませんでした)