互換インクと混同しがちな「リサイクルインク」とは?選ぶべきプリンターインクを徹底検証します!
販売店などに設置してある専用ポストにて、使用後の純正インクカートリッジを回収。そこに新しいインクを詰め替えたものが、リサイクルインクとなります。再利用という方式であるため、環境に優しいとして注目を浴びています。
元々が純正のカートリッジであるため、互換性を持っていることが大きな特徴のひとつ。純正品に比べ、安く購入できるというメリットもあります。
ただし、あくまでリサイクルインクは再利用品。印刷ムラなどによる品質の差や、中身のインクがプリンターと合わないケースも少なくありません。また、残量検知ICチップの反応にも差があり、正確な残量を知ることができない可能性があることも知っておきましょう。
互換インクとは、いちから製造メーカーが開発・販売する新品インクのこと。混同してしまいがちですが、使用済みのカートリッジを再利用するリサイクルインクとは、性質も製造方法も全く異なります。
品質の差が目立つリサイクルインクに対し、互換インクはそれぞれのプリンターに合わせた「研究・開発」が日々なされています。純正品と比べても、その品質にほぼ差はなく、実際の印刷物を比べてみても遜色がつかないほど。純正カートリッジとは見た目が異なるため、敬遠されがちな面もありますが、互換性についても日々追究されており、純正品に劣らない性能を持っています。
新品にも関わらずコストを大幅に抑えることができる、という大きなメリットも見逃せません。
純正インクにとって、最大のデメリットはその価格です。量によっては「一度の印刷にかかるインク代が、プリンター本体代をゆうに越えてしまう」といったケースも。一方、互換インクの大きなメリットは、コストがかからない点。店舗によっては純正品の5分の1程度の価格で購入できます。
たしかに、純正インクの使用は、メーカーによって推奨されています。プリンターを開発・販売しているメーカーによるインクは、品質の偏りも見られません。しかし、互換インクも同様に、各プリンターの特性を考えられ開発されているのです。純正インクと比べても、その品質や性能の差は、素人目には分かりません。
ご自身の使用頻度や目的、それにかかるコストを十分に考慮し、どのインクを選択するべきか考えましょう。
※価格は、2021年10月の情報です。
(※1 公式HPに税表記はありませんでした)